T-STYLEです!
風向きや日差し、フィールドの状況に合わせて自在にタープを張れたら
あなたのサイトはより快適になります。
今回は日差しや風向き、フィールドを考慮した
タープの張り方をまとめていきます。
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タープの種類
アレンジをきかせる張り方をするには以下のようにポールやロープを使用して形を変えられるタープが向いています。
- レクタタープ
- ヘキサタープ
- ウィングタープ
フィールドに着いたらタープを張る前に確認すべきポイントがあります。
確認ポイント
危険物を避ける
これはタープを張る張らないに関わりなく注意しておく必要が有ります。以下のような危険がある場所は避けましょう。
- 落石の恐れがある崖の下
- 落雷の恐れがある一本木の下
- 劣化のある木の下
(風に煽られた枝などが落ちてくる危険性があります) - 増水の恐れのある川辺や中洲
- 足元に極端な凹凸がある場所
日中は危険性が少ない場所も
夕方以降に視界が悪くなることで危険性が増します。
また、山は天気が変わりやすいため天気予報などを妄信せず
危険度の低いフィールドを選ぶことが大切です。
風向き
まずは風向きを把握しましょう。このとき、風をなるべく通したい暑い時期か
風を遮りたい寒い時期なのかも関係してきます。
風を通したい場合は風と平行に設営
風を通したくない場合は風上を斜めに落とした設営が向いています。
なお、風の強すぎる日には風圧に負けてペグが抜けてしまう恐れもあるため
風を逃がす方向に設営を行いましょう。
日差し
タープの役割として日を遮るというのは大きな役目です。太陽は東から西へ移動するため
西側がオープンな状態になっていると西日を遮ることができません。
西日も避けることが出来るレイアウトが望ましいです。
以上の条件を確認し
そのフィールドに合った設営位置を決めましょう。
基本の張り方
レクタタープでの基本の張り方を載せておきます。①長辺の中心の穴からタープと垂直にポール1本分離れた地点より
さらにタープと平行にポール1本分離れた場所にペグを打ちます。
このときペグは地面と45度になるように打ち込むと安定性が高いです。
②対面の長辺にも同じようにペグを打ち込みます。
③メインポールの先端とペグにロープを掛けていきましょう。
④ロープの長さを調節しながらメインポールを立てていきます。
このときメインポールの地面側をやや内側に向けて斜めに接地させるのがコツです。
⑤メインポールが自立したらサブポールを立てていきます。
⑥ポールの位置がそれぞれ決まったらロープを締めていきましょう。
対角線の順に締めていくと均等に力を掛けることができ綺麗に張ることが出来ます。
<例>
この方法はあくまで基本となります。
その日使うタープの種類やフィールドの状態によっても違いはでますし
ペグダウンの位置やロープの長さにも個々のこだわりがあるかと思います。
また、今回はレクタタープを例にしましたが
ヘキサタープやウィングタープでも
メインポールを自立させ、サブポールで形を整えていく
ロープには対角線の順に力をかける等の基本は変わりません。
タープを張るときの注意点
ペグの強度
タープは面で風を受けることになるため人体が感じるよりも風の影響が強いです。
万が一、ペグが抜けた場合はロープの張力も加わり
ペグは思わぬ方向に飛んでいきます。
車やギアが傷つくだけならまだしも
小さなお子様など、人に当たれば大怪我に繋がりますので
タープを支えるペグは抜けることが無いよう
しっかりと刺さっていることを確認しましょう。
ペグを扱う際には手袋必須
ペグは力を入れて打つことも多いため間違っても支える手を打たないよう注意しましょう。
掠めるだけでも傷に繋がるためペグを支える側の手には手袋が必須です。
また、ハンマーを打つ際に手から抜けてしまうと大変危険です。
握力だけでは心配な場合、滑り止めのついた手袋を使用しましょう。
ロープに緩みはないか
ロープに緩みがあると風でロープが煽られ外れてしまうことがあります。タープの近くには以下のような物があるため
タープの炎上や破損という危険性があります。
- 焚き火
- キャンプに使用する火気
- 刃物
- 尖ったギア
さらにポールまで倒れてきたら・・・キャンプどころではないですね。
自在金具の固定などにも気を配り
ロープに緩みがないか、外れることがないかをチェックしましょう。
まとめ
タープは種類によって張り方もさまざまでここでご紹介した以外にもテントと連結させる方法や
より雨風を凌ぎプライベート度を高くする方法などがあります。
あなたの目的に合った張り方をマスターし
見た目にも美しく機能性抜群なタープ設営を目指しましょう。
あらかじめ使うペグやロープ・ポールを用意し
使う地点の近くに置いておくと
順序良く組み立てることが出来ます。
「次のポールを組み立てている間に風でタープが崩れてしまった!」
という事態に陥らないよう
事前準備をしてから設営に望みましょう。